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| (質問)『万象算命』は生年月日で占うそうですが、それでは同じ日に生まれた人達の運命はみんな同じということになるのでしょうか? | ![]() |
| (回答)まったく違います。『万象算命』は確かに生年月日をその人の運命のスタートポイントとして使用しますが、実は人間の運命というものの始まり、とっかかりを作り上げているのは、生年月日を基に見出すことの出来る「宿命(=生存範囲)」プラス、その人を取り巻く実際の「環境」なのです。 身近なところでは両親、それに兄弟等の家族、親族ですね。それから学校とか職場、もっと大きく捉えれば、この日本という国家(資本主義の社会、平成という時代)、これらが自分に与えられた「宿命」とどれくらいマッチしているのか? うまくマッチしていればその宿命は、つまり与えられた「人間の星」は非常に効率良く燃焼させられる、「星」を輝かせやすい、すなわち「運」を伸ばしやすいといえます。 |
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人間の「運命(=人生行程)」は「宿命」と「環境」との接点からスタートし、さらにその人なりの「努力」と「工夫」によって創りあげられていくのです。 たとえば政治家に向いた星の子供が生まれたとします。親が政治家だったらやはりこれは大変有利だといえますね。その一方で、父親は普通のサラリーマンで、母親もごく普通の主婦だとしたら、そういう家に生まれた子供が政治家(スケールの大小はあるにしても)になろうとしたら、もの凄く大変だろうと考えられます。 |
| 政治家に必要なのは『万象算命』の「人間の星」でいえば、「石門星」の世界、協調性・和合性ですから、何といっても友人関係の広さ・厚さが重視されます。そしてその為には清濁併せのむ質、言い換えればズルイ人間性がなければつとまりません。もし、善人は良し、悪人は認めず、といった生き方であると人間関係の広がりや厚さを保つことは出来なくなります。 |
| 芸能世界(タレント、芸能人)を目指したいと思っている人がいたとします。これは『万象算命』の「人間の星」でいえば、「龍高星+天恍星」の組み合わせを所有していることが望ましいのですが、「故郷を捨てる、両親の恩を受けない、孤独に弱い、家族の情に脆い、兄弟姉妹の仲が悪い」等の条件が必要となり、両親の品性が悪かったり、両親の仲が悪い、或いは片親だったりといった環境で育つことがよろしいのです。 | ![]() |
| また、タレントとして成功してゆく為には、人間として立派になったり、人間性が上がってしまうと、タレントとしての魅力が無くなってしまいますし、常に寂しさ・不安感が人一倍強い状態におかれていると、その反動として表面を明るさで取り繕うようになるのです。つまり自分を取り巻く環境が全て不安定な状態、このような方はタレント・芸能人の世界にすすんで成功しやすいのです。 |
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このように、宿命と環境は一致している人もいればいない人も沢山いらっしゃる、そこで様々な運命が展開されていくことになるのです。 同じ生年月日でも、運命は皆異なるのです。『万象算命』の鑑定では、生年月日だけではなく、こういったお一人お一人の環境というものを非常に重要視しています。つまり単なる「生年月日占い」とは一線を画すものなのです。 |
| もし、生年月日から得られるデータだけで人間の運命がわかってしまうのなら、全てコンピュータ化してしまうことが可能です。現実にそういったコンピュータやザウルスのような電子手帳等で、人間の宿命やら個性やら、或いは日々の行動のアドバイスまでしているものがあるようですが、残念ながらこれらでは個々の人間の運命を読み切ることは出来ません。 |
| (質問)「西洋占星術」や「四柱推命」などは占いをするにあたり、生年月日に加えて出生時間まで必要になりますが、『万象算命』は生年月日までしか看ていませんね? ということは「西洋占星術」や「四柱推命」のほうがより細かく詳しい鑑定が出来るのではないでしょうか? | ![]() |
| (回答)これもよくいわれるのですが、この際きちんと申し上げておきましょう。「西洋占星術」におきましては実際の天体の位置そのものが占う材料になってくるわけです。ホロスコープを描いてそこに投影される天体の位置、なかでも「月」は2時間で約1°移動します。天体の中にはこのように時間単位で移動しているものもあれば、殆どその場所から動かないものもあるのですが、占いに必要なそれら天体個々の位置と、天体同士が作り出す角度が時間単位で刻々と変化している以上、生まれた時間と、それから出生地(緯度、経度で表示します)がきちんとわかっていないとホロスコープが描けないわけですね。ですから「西洋占星術」やジョーティッシュと呼ばれる「インド占星術」等は生まれた時間まで必要になっているのです。 |
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さて、「四柱推命」は江戸時代中期に中国から渡来したものであり、生年月日時の干支を並べて占うところから、日本では「四柱推命」と呼ばれていますが、本国(台湾)では「八字」とか「子平」或いは「命理」といいます。『万象算命』が生年月日の干支、たった6文字を元にしているのと比べれば、確かに8文字並べている「四柱推命」のほうがより詳しい占いができるように見えるかもしれません。 |
| ところが、実際は並べた干支の扱い方が両者では全くと言っていいほど異なっているのです。 『万象算命』は宇宙時間の最小単位を地球の自転、つまり地球がクルッと一回転して得られる「一日」としているのです。そしてこれがまた大宇宙に対する小宇宙でもある「人間」と「宇宙」そのものとの接点である、としているわけです。そのような理由から、生まれた日の十干(これを生日干といいます)をその日生まれの人の「心(=存在意識)」の代用として使用することが可能となっているわけです。
また生年月日6文字の干支がその日生まれの人達に平等に与えられた宇宙エネルギーの「量と質」を教えてくれている、そしてそれは「カミサマがくれたシナリオ」なのだということ、つまり「宿命」ですね、今生における自分の「お役目」が書かれているものだと思って下さい。それをどのように演じていくかは本人次第、人それぞれみんな異なっていくわけなのです。またその6文字がそこから始まるパーソナルな「人間の暦」、運命の旅路のスタートポイントとして、予想される運命行程、いわば運勢というものについても教えてくれているのです。 |
| くれぐれもお間違えのないようお願いしたいのは、人間の運命というのは初めから終わりまで全て決められているものではないのです。生年月日からとらえる「宿命」も、そこでその人の全てが決定されているわけではないのです。時々「人間の運命なんて始めから全部決まっているんだからがむしゃらに努力したって無駄なんだ。」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、これはとんでもない勘違いです。 | ![]() |
| それどころか、その人はそのような考え方をすることによって、自分自身の「運命」を自ら空虚なつまらないものにしてしまっているのです。
つまり、人生八十余年にもおよぶ壮大な運命ドラマのスタートポイントが「○年○月○日」という設定の仕方なのか、「×年×月×日×時」という時間にまでこだわった設定の仕方にするのかという考え方の違いはありますが、それ自体は読み取り技術の細かさとは実は全く関係ないのですね。 単純に干支を並べただけなら、6文字の『万象算命』よりも8文字の「四柱推命」のほうが判断材料が多く見えるのは無理もありません。ところが裏側でこれらを支えているものは『万象算命』は立体五行説と平面五行説およびそれらの連結、さらにこれらの組み合わせからなる段差五行説という数種類の五行説を用いているのに対し、「四柱推命」は平面五行説のみと、全く異なっているのです。 |
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実際の『万象算命』の判断は、生年月日の干支6文字を元にして、二十八元(蔵干)や陽占人体星図、天中殺(これも四柱推命における空亡の解釈のような簡単なものではなく、相当に奥深いものがあります)まで算出し、さらに同様な材料を後天運(10年単位で掴んでいく大運、1年単位の年運など)においても算出し、用いていくことになるのです。 |
| また命式上の五行のエネルギー計算、後天運まで含めた数値による計算(百年分のエネルギーを一年単位で細かく計算する算命図式というものがあります)なども『万象算命』の大きな特徴となっています。
「宿命」を読みとるうえにおいても、『万象算命』は一日が最小の時間単位という設定になっているので、朝生まれても、夜生まれても、そこに運命の違いを求めないのです。一日が最小の時間単位という理屈の上に成り立って、宇宙から与えられたエネルギーを捉えていく訳で、『万象算命』の運命鑑定のあらゆる技術がこの原理原則の上に成り立っているのです。そういった理由から、『万象算命』と「四柱推命」は実は全く異なる体系なのだと考えていただいた方がよろしいのです。 |
| ところでもしも時間というものの分割にしつこく拘った場合、我々は日常生活において「時計」というものを使用しているわけですから、時間というものは正確に進んでいくものだと信じ切っているわけですね?ところが実際に地球の自転というもの、実は早くなったり遅くなったり、こまかいところでは結構アバウトなものなんです。しかも地軸は約23.8°ほど傾いていまして、いわゆる「スリコギ状」の動きをしているわけなんです。 | ![]() |
| 「四柱推命」は2時間単位で時干支が変わっていきますから、一日の中で、さらに十二種類(流派によっては十三種類)の命式に分類出来ることになるわけですが、ということはその時間の境目に生まれた人の宿命というのは本当のところ「前」に入るのか、「後」に入るのかよくわからないということになるわけです。それだけ読みを「ハズす」可能性も高くなるわけですね。また、時間をどんなに細分化していったところで、その人が生まれた時の環境というものは変えようが無く、あと2時間早く生まれていたら全く違う母親と父親の元に生まれる、なんてことも絶対にありえないのです。 |
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『万象算命』においては、このような問題は一日の変わり目(24時)のところでのみ生じてくるわけです。例えば23時58分に生まれた場合、通常はその日生まれということにするのですが、どうもその人と、その人の星を見比べていて、翌日生まれとしたほうがしっくり行く、というケースも確かにあるのです。こういう場合はどのように捉えていけばいいのか、これは機会を改めてじっくり説明してみたいと思います。 |
| 結論として、『万象算命』は「西洋占星術」や「四柱推命」とは全く異なる考え方の上に創りあげられたものである、故に占術としての精度は比較しようもなく、その優劣もつけられない、ということになります。 |
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